【ローテ】京都ローテオフ決勝戦れもんあめ側思考解説
こんにちは、れもんあめです。
今回はローテオフ決勝戦における自分の考えをただただ垂れ流す記事です。
対戦相手のれどれどさんも似た記事を書いているので、そちらとローテオフ決勝戦の放送録画を合わせてどうぞ。
あくまで考えていたことを書くだけなので「その行動おかしくない?」とか思っても、僕がおかしい思考をしていただけです。
ごめんなさい。
パーティの中身は1つ前の記事を参照してください。
見せ合い
6体完全ミラーだったが、事前に知っていたので驚きはなかった。
こちらのポケモンは全体的に遅い調整なので、受け思考で立ち回る方が良いと考えた。
過去の相手の構築の傾向や、前回ローテオフで使用していた並びから以下の型を予想した。
ガルーラ:最速またはS速め。冷凍パンチや蹴手繰りなども考慮。
ガブリアス:珠か鉢巻。こっちは壁じゃないので、瓦割りは持ってそうだがあまり考慮しなくていいか。
霊獣ボルトロス:スカーフか眼鏡。前回オフや最近のオンライン大会からみてスカーフが濃厚か。
ヒードラン:眼鏡か木炭。ほぼ100%風船ではないとみていたが、風船なら試合終了してしまうので決め打ちはしないと心の中の踊り狂うたんそマンに誓う。
マリルリ:オボン。滝登りを持っている可能性が高いが、腹太鼓か滅びの歌どちらを切っているかまでは予想できない。Sは分からないが、こちらのマリルリが最遅なので相手のSはそこまで重要ではないと判断した。
エルフーン:襷。臆病CSアンコール追い風ムーンフォースあと1。こっちの構築に刺さる技はないと思うので、あと1はどうでもよかった。日本晴れでドランの火力アップは頭の片隅にでも入れておく。
選出
こちらのヒードランが穏やか残飯型なため
という理由から6体ミラーを知った時点で選出候補から外れた。
ゴーストタイプがいないため、1番通しやすいガルーラをエルフーンの追い風で通して締めるプランで確定した。
この時点でガルーラエルフーンの選出は確定。
エルフーンを表に出すとパワーのない並びになり、終盤の締めに使うエルフーンを温存するあまり無駄に1体失う未来が見えた。
もともと序盤に追い風を展開するつもりはなかったので、裏での選出を考える。
プランが崩れてガルーラを通せなかった場合でも、ヒードランさえ処理できればムーンフォースで詰めることも可能性として考えられるので裏から出てきて完全に腐るということはないだろう。
マリルリやガブリアスに積まれていても、襷を盾に追い風なりアンコールなりで立て直すことができる。
プラン通りにいけばそれでいいし、プラン通りに行かなくても1番試合をひっくり返せる可能性を持った裏の駒はエルフーンだと考えて、裏での選出を確定させる。
ミラーにおいてガルーラとエルフーンが鍵になることは相手も理解しているとみて、相手もガルーラとエルフーンは選出してくるだろうと考えた。
相手のガルーラに対抗できる駒が欲しい。
ヒードランは前述の通り却下。
残りは上から高火力を叩き込めるボルトロスかガブリアスの2択となる。
こちらのボルトロスは控えめなので相手のガルーラが最速だったときに試合が終了してしまう。
追い風ガルーラがどうしようもない。
選出するかどうかはともかく、こいつでガルーラを見るのは間違っているだろう。
眼鏡ヒードランに返り討ちされるのが怖かったとか、相手のガブリアスに起点にされるのが怖かったとか色々細かな理由はあるが、最速冷凍パンチが怖かったというのがボルトロス非選出の理由の80%を占めている。
ボルトロスは却下。
ガブリアスは冷凍パンチで倒されるが、鉢巻地震と鮫肌ダメージでガルーラの不意打ちやエルフーンのムーンフォースの圏内にいれることができる。
マリルリやボルトロスにも1発入れればエルフーンの圏内にいれることができるので、対ガルーラ兼削り役としての選出を考えた。
ガルーラのグロウパンチを戦術プランとして確定させた以上、相手のエルフーンのアンコールを完全に無視できる鉢巻型なのも強みである。
こちらのガルーラが遅いので、相手のガルーラの安易なグロウパンチを鮫肌で牽制できることがミラーマッチでは非常に大きい。
グロウパンチを積んだガルーラどうしで追い風ミラーになればこちらが不利だからだ。
辛いのは相手のガブリアスの動き全般と風船ヒードランへの初動、諸々の氷技(冷凍パンチとめざ氷)の一貫である。
マリルリのじゃれつくは辛いが、遅いので1発殴ることができ、1発いれればエルフーンでどうにかできると考えた。
太鼓ジェットは通っているようで、全員耐えるしアンコールもあるので他の点に比べれば辛くはない。
ボルトロスはガルーラが削られた際に、相手のスカーフボルトロスのめざ氷がどうしようもなくなる。
マリルリに対する牽制になるが、
という理由からめざ氷や冷凍パンチの一貫を切ることを優先したい。
ガブリアスの地震の一貫切りになるが、10万ボルトを選択していた場合は意味が無い。
選出した際の役割は対マリルリとガルーラヒードランへの削りなので、悪の波動やめざ氷を押す想定はなかった。
相手のガルーラの地震はガルーラやマリルリで起点にすることができるし、ガブリアスも地震+不意打ちを耐えるので一貫していても悲観するほどではない。
3体の並びの防御面での相性補完はマリルリに比べて微妙。
以上の理由からボルトロス却下。
ヒードランは前述の通り却下。
つまりマリルリ。
マリルリは消去法で選んだわけではなくて
などの理由から1番優秀だと考えて選出した。
ガブリアスの地震は一貫してしまうが、じゃれつくで返り討ちにできるので思考停止の地震は抑制することができる。
この時点で勝ちパターンは以下の3つだと予測した。
初手は風船ヒードランの鬼火がやや辛いか。
対戦
追い風ガルーラに切り返す明確な手段がエルフーンしかないことは相手も承知しているだろうという考えの元、裏はエルフーンのつもりで立ち回ることを決める。
初手の行動をまず相手視点にたって考える。
相手が警戒するべきはガルーラのグロウパンチだろう。
何にせよボルトロスは拘りなら初手から技を選択したくはないはず。
スカーフならなおさらである。
10万ボルトやめざ氷で確実に1体倒せるなら2ターン目即バックで拘りリセットが強いが、倒せなかった場合に相手のガブリアスかマリルリが非常に動きやすくなってしまう。
例えば10万ボルトをガブリアスに受けられた場合はガブリアスの地震が比較的安定行動になってしまう。
めざ氷をガルーラやマリルリに受けられた場合は、マリルリの牽制や終盤の掃除役として選出したであろう本来の役割を果たせなくなる。
それにめざ氷にグロウパンチを合わせられれば悲報である。
よってボルトロスが初手に動いてくる可能性は少ないと考える。
ガルーラにガルーラのグロウパンチを合わせた場合、いかなる技でもガルーラを一撃で倒すことはできない。
ガルーラがお互い削れた状態でれもんあめ側のみ積んだ状態というのは相手にとって好ましくないだろう。
だがこちらはグロウパンチを押しやすいが、相手はガルーラのグロウパンチを押しにくい。
ガブリアスがいる上に、この対面でマリルリが初手から動くとしたらボルトロスの電気技以外やヒードランの技を受けての腹太鼓しかない。
もちろん僕はそんなことしないし、相手もその択はあまり考慮しないだろう。
よって相手側がガルーラでグロウパンチをうつ可能性は少ないと考えた。
ガルーラが動いてくるとしたらガブリアス読みの冷凍パンチか。
ヒードランは風船の可能性を押し付けることができるという点を考えると非常に動きやすい。
眼鏡ならラスターカノンでいいし、他なら鬼火でいい。
以上の理由から初手はヒードランが何らかの行動をしてくると予想し、ガルーラの冷凍パンチやグロウパンチも少し考慮していた。
といったところ。
ではヒードランがまわってくるなら、こちらは何をすればいいか。
ガブリアスかガルーラの地震で倒すべきなのか、この機会にグロウパンチを積んでおくべきなのか。
ひとまずはこの3択である。
ガブリアスは浮いてるボルトロスがいる以上、まだ拘りたくなかったので却下。
択に勝つならガルーラで地震で良いし、択に負けるにしても初手から地震で拘るくらいなら、ガルーラで地震をうってガルーラが削られてしまう方がましである。
この時点でガルーラを初手に動かすことが確定した。
ヒードランを倒すべきか、積むべきか考えた結果、長期的な視点で見た場合に積む方が後々立ち回りやすいと判断した。
グロウパンチなら誰に通っても構わないとあう理由もある。
最後のひと押しはヒードランの風船の可能性である。
99.9%風船ではないと予想していたが、この対面で風船に地震をうって鬼火でも返されようものなら2ターン目に降参ボタンをおすレベルである。
僕は比較的堅実な序盤展開を望むプレイヤーなので、いわゆる決め打ちというものが怖くてできない。
ガルーラでグロウパンチを選択することが確定した。
この間、実に90秒である。
文章で書くと凄まじい量だ。
れもんあめ:(先手)ガルーラグロウパンチ、1発目急所でダメージ計6割ほど
れどれど:(後手)ヒードランラスターカノン、ダメージ6割ほど眼鏡確定、Dダウン
完全に有効急所。
このDダウンを忘れていたせいで後々痛手をおうのだが、何もこれは僕が単純に馬鹿だったというわけではない。
この局面でこのDダウンは大して関係ないと考えてしまったのだ。
ガルーラが動くなら不意打ちしかないので、ボルトロスとヒードランは倒れるし、相手のガルーラは物理のポケモンだからである。
とりあえず積めたので2ターン目の行動を考える。
ガルーラの不意打ちで2体縛ったが、相手のガルーラの不意打ちが怖い。
ここで相手のガルーラが不意打ちを選択するのはリスキーだが、ボルトロスとヒードランが縛られた以上そんなことも言ってられないだろう。
ガルーラの不意打ちが透かされるパターンは相手のガルーラの不意打ちと交代のみである。
次にガルーラの不意打ち以外を考慮するなら、相手は何を選択するのかを考える。
こちらが不意打ち以外で取りうる択は、相手のガルーラの不意打ちと交代に対処する択である。
つまりガブリアスの攻撃かマリルリの腹太鼓やアクアジェットか。
ガブリアスで攻撃するなら相手はボルトロスのめざ氷をうちたい。
マリルリならボルトロスの10万ボルトかガルーラのノーマル技だろうか。
だが、ガルーラがグロウパンチを積んだことで相手の裏のエルフーンや不意打ちを耐えるガルーラは非常に重要な駒となった。
マリルリのアクアジェット読みで大切なガルーラを動かしてくる可能性は低いだろう。
よってガルーラが動いてくるなら不意打ちだと頭の中で決めつけた。
次にボルトロスが動く場合だが、技は10万ボルトかめざ氷の2択である。
ヒードランが削れてしまって、ガルーラが重要な駒となってしまった以上、ボルトロスが10万ボルトロスで拘ってしまうと、れもんあめ側のガルーラガブリアス(エルフーン)の並びが辛すぎるのではないだろうかと考えた。
よってボルトロスはここ一番というときにガブリアスを倒すためにめざ氷をうってくるだろうと予想する。
ヒードランを捨ててくる可能性もあるが、マリルリや裏のエルフーンのフェアリー技を考えるとまだ置いておきたい駒だろう。
この時点での僕の脳内予想は
といったところ。
よってマリルリの腹太鼓を選択した。
じゃれつくやアクアジェットを押さなかった理由は、ガルーラが積んだとはいえ不意打ち圏内まで削れてしまい詰め筋としてはやや不安定だから。
マリルリが太鼓を出来れば強力な詰め筋が2つでき、仮に10万ボルトをうたれても、ガブリアスが動きやすくなる。
エルフーンのアンコールが怖いが、裏なので1体倒すうちにガルーラかマリルリが技選択してしまえば大丈夫と考えた。
れどれど:(先手)交代→エルフーン
れもんあめ:(後手)マリルリ腹太鼓
腹太鼓を決めたは良いものの、エルフーンがでてきてしまってアンコールが辛すぎる対面ができあがる。
この時点でアンコールを決められるか否かが勝敗を決すると確信した。
3ターン目の行動を考える。
ぶっちゃけ相手がアンコールを押すか押さないかである。
ここもとりあえず相手視点にたって考える。
ボルトロスもガルーラもまだまだ活躍できる駒で思考停止で捨てていいわけではない。
ガルーラとマリルリにはエルフーンを合わせなければならないので、ガルーラがくる可能性は低い。
くるなら冷凍パンチ1択か。
ボルトロスならめざ氷。
つまり
の2択である。
この以降ボルトロスの10万ボルトがマリルリに通ることはないので、めざ氷を押すことに躊躇はない。
よってガルーラが冷凍パンチを持っていたとしても、ボルトロスを優先するだろうと考える。
ボルトロスかエルフーンかは完全な択で、どっちが来るかなんて全然分からなかった。
襷が残っていたので1度アンコールをうってくると予想した。
判断材料は本当にそれだけ。
よってガブリアスでの攻撃を選択。
技はヒードランがストーンエッジ圏内に入っていたので、ストーンエッジを選ぶ。
命中不安だが、一貫しているのはこれだけなので仕方ない。
ボルトロスが眼鏡の択も考えると非常に無難な択である。
れどれど:(先手)ボルトロスでめざ氷、ダメージ9割超、スカーフ
れもんあめ:(後手)ガブリアスでストーンエッジ、ダメージ10割
うーん、びみょーーーーーな結果。
択負けしたのになんか耐えててじわった。
2次会で「耐久振ってたんですよ〜」とか色々な人に言ってたけど、実は結構分の悪い乱数。
4ターン目の行動を考える。
ここもアンコールを押すか押さないかである。
相手の行動はアンコールかムーンフォースかガルーラの不意打ちの3択。
ヒードランを動かす意味は皆無。
こちらはアンコールならガブリアス、不意打ちやムーンフォースならマリルリを合わせたい。
ガルーラにアクアジェットをいれられるリスクを考えて、ガブリアスを予測するにしてもエルフーンのムーンフォースが濃厚だろうと予想した。
ここで豆腐メンタルのれもんあぽけは考えてしまった。
「エルフまわってくるなら択考えずにガルーラまわして削れば、マリルリの圏内じゃね?」
心が弱いのでガルーラでグロウパンチを選択。
れどれど:(先手)エルフーンでアンコール
れもんあめ:(後手)ガルーラでグロウパンチ、ダメージ4割ほど
アンコールを決められはしたが、これでアンコールが怖いのがマリルリだけになった。
エルフーンはあと2回ガルーラを合わせれば倒れるくらいの体力。
択に負けはしたものの、マリルリのアクアジェットはさらに通しやすくなったか。
5ターン目の行動を考える。
ここもアンコールを押すか押さないか。
エルフーンがストーンエッジ圏内に入ったことや、ガルーラを捨て気味に動かせるようになったこと。
これらを考慮すると、こちらは非常にマリルリ以外を"とりあえず"で動かしやすい。
だからこそマリルリを動かした。
択を先延ばしにするよりも、1番最初の1番有利な盤面で動かした方が通ると考えたからだ。
れどれど:(先手)エルフーンでアンコール
れもんあめ:(後手)マリルリ腹太鼓で失敗
試合がLe8:Re2から真逆の情勢に入れ替わった瞬間である。
マリルリのアクアジェットを通せるかどうかの勝負だったので仕方ない。
相手が上手かった。
6ターン目の行動を考える。
マリルリバックが容易に想定できるので、相手の欲張ったガルーラのノーマル技にガブリアスを合わせようかと考えた。
しかし、オフ決勝戦に進んでくる相手がそれほどの負け筋すら考慮しないとは考えにくい。
ならば安定択のムーンフォースを選択するだろう。
れもんあめ:(先手)交代→エルフーン
エルフーンが削れてしまったのは痛いが仕方がない。
相手のエルフーンを倒せれば、ガルーラやガブリアス、マリルリで択を合わせ続けての勝利がある。
相手の択はエルフーンの追い風、ムーンフォースあたりだろうか。
エルフーンが安定択なので、無理にこちらのエルフーンを読んでガルーラを動かしてくふ可能性は少ない。
流石に安定択のムーンフォースだろうと考えて、ガルーラのグロウパンチで削る択を選ぶ。
れどれど:(先手)エルフーンでムーンフォース、ガルーラ倒れる
Dダウンを忘れていました。
さようならガルーラごめんなさい。
でも覚えていてもガルーラを切ってたので精神的ダメージは少なかった。
すぐに立ち直って次の行動を考える。
エルフーンにマリルリを合わせるか、ガルーラヒードランにガブリアスを合わせるか。
ガルーラが不意打ちの場合はマリルリを合わせたい。
相手の行動は
が考えられる。
ここはあまり深いこと考えてなかった。
1番無難なヒードランから動かしてくるかなとだけ考えて、ストーンエッジを押した。
むしろストーンエッジをヒードランに当てた後の展開を必死に考えていた。
外してラスターカノンうたれて負けが確定しました。
そのあとは捨て身タックルをうたれて負けただけなので割愛。
ストーンエッジを当てていれば、
の択が発生していました。
ガルーラが不意打つなら、その後はこちらのエルフーンのアンコール択なんかも発生します。
ガルーラが捨て身でガブリアスを倒すなら、それはそれで色々な択が発生します。
総括
序盤は選出段階で決めたプラン通りに立ち回れていて、かなり有利な展開でした。
エルフーンが想定より早く出てきてしまったのがダメで、アンコール択を制されて試合がひっくり返ってしまったのが決め手。
終盤はストーンエッジを当てていればもう少し面白かったですが、あの時点でかなり不利だったので仕方がありません。
反省点は相手のエルフーンが裏だったので調子にのって積みまくった点。
悔やむべきは90秒でエルフーンバックを読んで、目先の利益(腹太鼓)だけを考えず終盤まで見据えた行動選択をできなかった僕の実力不足。
エルフーンバックに対応した試合展開の選択をできなかったことを悔やむことはあっても、マリルリで太鼓を選択したことは悔やんでいません。
僕の実力での最善の選択は腹太鼓で間違いなくて、後のアンコール択を制することができなかったこともミスではなく実力の差だと思います。
Dダウンを忘れてはいましたが、忘れていなくてもガルーラを切っていたので試合の勝敗という観点では致命的でないです。
珍しく選出にも立ち回りにもミスなく戦えたと感じているので後悔はありません。
次は勝てるように精進します。
では次のローテオフでお会いしましょう。
五等分の花嫁は二乃推しです。
そろそろ8巻も出るとかなんとか。