【ダブル】WCS2017 ペリゴル雨
こんにちは。れもんあめです。
JCS2017マスターカテゴリ日程ACEで1700目前まで到達するも、あと1勝足りなかった構築です。
JCS最高レート:1699
【構築経緯】
私の元メインルールである古の対戦方式「ローテーション」がサンムーンでは消えてしまったので、ポケモンのモチベーションは低く、WCSに関しても特に考察してきませんでした。ですが、サンムーンでもダブル2000を達成したりと頑張っている友人のみかんあめ君から構築案を頂いたので真剣に取り組むことにしました。
経験の浅い弱者ではグッドスタッフPTのようなミラーが頻発するPTで勝つことは難しいです。みかんあめ君から原案を頂いた雨PTはミラーが少なく、大抵の初手はペリッパーとゴルダックだったので選出に悩むこともない初心者に優しいものでした。そのような雨PTを私が環境に合わせて細部を変更したものが今回のPTになります。
【個別解説】
性格:控え目
実数値:135- x -121-161-90-117
努力値:0- x -4-252-0-252
特性:雨降らし
持ち物:気合いの襷
技構成:塩水 暴風 追い風 雨乞い
およそ9割の試合で初手に選出しました。後発で選出した試合も含めると選出率は10割です。
ギガイアスが多い環境でしたので、雨を維持するために雨乞いを採用しました。相手の天候要因繰り出し読みで雨乞いを選んだりもします。
相手に猫騙し持ちがいる場合、初手両守るをしたいことが多かったですが4つの技全てが役に立っていたので守る不採用とせざるをえませんでした。
みかんあめ君の原案では熱湯でしたが、ポリゴン2やヤレユータンを1ターンで倒せるほうが対トリックルームの勝率が上がると考えて塩水を採用しました。これは正解で、JCSでもいくらかのポリゴン2やテッカグヤをゴルダックとの合わせ技で倒すことができました。
性格:臆病
実数値:155- x -99-147-100-150
努力値:0- x -4-252-0-252
特性:すいすい
持ち物:水Z
技構成:ハイドロポンプ 冷凍ビーム アンコール 守る
およそ8割の試合でペリッパーと並べて初手に選出しました。
技構成や努力値配分、持ち物はこれで完成していると考えています。
性格はみかんあめ君曰く対拘りスカーフカプ・コケコにワンチャン残すための臆病ということですが、火力不足を感じることはなく、1度だけあったゴルダックミラーにも臆病だったおかげで余裕を持った対応ができました。
このポケモンが水Zを使う前に倒れてしまうと厳しいので、相手の猫騙しやファイアローの飛行Zには細心の注意を払って立ち回るように心がけてました。
カプ・コケコ
性格:控え目
実数値:145- x -105-161-96-182
努力値:0- x -0-252-4-252
特性:エレキメイカー
持ち物:命の珠
技構成:雷 草結び マジカルシャイン 守る
非雨下で動かすこともあるため、10万ボルトが欲しいですがPT単位でトリトドンが重いため草結びは外せません。カミツルギはトリトドン対策としてはあからさますぎて、上手く合わせることが難しいので、大体はカプ・コケコの草結びで意表を突いて倒していました。
追い風下で動かすことが多いことと、火力重視で性格は控え目です。
性格:陽気
実数値:134-221-151- x -64-177
努力値:0-156-0- x -100-252
特性:ビーストブースト
持ち物:拘り鉢巻
技構成:リーフブレード スマートホーン 聖なる剣 ギガインパクト
D:臆病カプ・コケコのフィールド補正有命の珠10万ボルト確定耐え
みかんあめ君の原案ではスカーフカプ・テテフなどを意識したチョッキでしたが、JCS終盤に格闘Zカミツルギが増加し、一撃で倒さなければ一撃で倒されるような盤面が頻発しました。そこでカミツルギを一撃で倒せるようなZ以外の道具はないかと考え、拘り鉢巻を持たせるに至りました。リーフブレードでカプ・テテフやカプ・コケコを一撃で倒せたり、威嚇込でカプ・レヒレを倒せたりします。
拘り鉢巻カミツルギはあまり見ませんが、Zを採用できないときの1つの選択肢としては十分にありだと考えています。
最低限の行動保障を持たせるために少しDに振りました。
性格:意地っ張り
実数値:195-180-116-90-112-154
努力値:92-108-4-0-52-252
特性:鮫肌
持ち物:拘りスカーフ
技構成:地震 ドラゴンクロー 岩雪崩 火炎放射
A:ダブルダメージ地震で無振りカプ・コケコ確定1発
みかんあめ君の原案ではこの枠はRライチュウ対策の鋼Zトゲデマルでしたが、Rライチュウをあまりにも見ないので汎用性の高いガブリアスに変更しました。
ヌメルゴンやRライチュウがいるとき、地面が刺さっているときに選出します。少し辛かったRベトベトンの相手もこのポケモンのおかげで楽になりました。
カプ・コケコとRライチュウの並びを想定しているので、地震を打つ前に倒されないための耐久振りスカーフでの採用です。
ドラゴンクローはフェローチェ意識ですが、毒づきやストーンエッジでも構わないと思います。
性格:勇敢
実数値:175-134-112- x -60-153-42
努力値:252-252-0- x -4-0
特性:水泡
持ち物:黒い鉄球
S:最遅
トリックルーム対策のために採用したポケモンですのでトリックルームPT以外には選出しませんが、トリックルームが採用されてそうなPTにはほぼ100%選出します。
バンバドロやコータス、ギガイアス、カビゴンなどのトリックルームエースの下をとるために黒い鉄球を持たせました。トリックルームPTにしか選出しないので腐ることは少なく、相手の意表を突いてトリックルームエースを倒すことも多々ありました。
後発でトリックルームをされた後にアクアブレイクで相手のトリックルームエースを倒しにいくことが基本なので、他の技は相手がトリックルームをしてこなかった場合に相手に一矢報いることができる可能性のあるミラーコートとワイドガードにしました。
【選出や立ち回り】
基本選出
初手
後発
追い風を展開しながら雨下の水技で相手を削り、比較的素早さの高いカプ・コケコとカミツルギで締めます。対カプ・テテフフワライドの初手は追い風+水Z(カプ・テテフ方向)で、カプ・テテフが守ってきたらアンコール、フワライドが晴らしてきたら雨乞いをします。
トリックルーム要因がいるパーティには後発にオニシズクモをおきます。
【雑感・反省など】
選出がほぼ毎試合基本選出なので経験が浅い私でもそこそこの勝利数を挙げることができました。しかし、JCS本番でどの日程も1700にあと1勝届かなかったのは経験不足からくるプレイングスキルの低さが原因かなと思います。(日程Aは回線のせいですが…。)
結果を残すことができなかったので何を言っても説得力がいまいちですが、PT自体は強かったと思います。
原案を頂いたみかんあめ君、ありがとう。
ではまた次の記事でお会いしましょう。